資料ってただ置いておくだけだと、なかなか開かないんですよね。
フォルダに入れても、Notionに貼っても、「探す作業」が先に来てしまいます。
だったら、資料を住人や家のいる”町”に置いてみたらどうだろう。
そう思って、AIと一緒に自分だけの3Dの町を作ってみました。
名前は「Forestarium(フォレスタリウム)」。
サブタイトルは「知識が宿る森の街」です。
1. まずは「とりあえず作ってみる」
最初は、ゴールの絵もないまま作り始めました。
空に浮かぶ町にしてみました。
次に、町の真ん中に大きな世界樹を立ててみました。
世界樹は、町が隠れてしまうので外しました。
空に浮かぶより、森と地続きの町のほうが好みだとも気づきました。
でも、作るたびに「なんか違う」が残ります。
正直、何が違うのかを言葉にするのは難しかったです。
「ファンタジーな町」という言葉だけでは、AIと私の頭の中の景色が揃っていなかったのです。
2. コンセプトを固めるために、画像をつくる
そこでChatGPTに頼んで、理想の町の画像をきれいに作ってもらいました。

森に囲まれたエルフの都のような、水と緑と石造りの町です。
「これにしたい」と思える1枚ができました。
1枚の画像があれば、AIと「同じ景色」を見ながら話せます。
作りながらコンセプトを整えるために、画像生成AIを使う。
これが、ひとつ目の転機でした。
ただ、画像を3Dにしてみると、ここでも壁にぶつかりました。
平面の絵ではきれいだったのに、3Dにすると、なんだか想像と違うのです。画像が切れ
そこで言い方を変えました。
「足す」のをやめて、「邪魔なものを削る」ことにしたのです。
白いお城は、中心の噴水より目立ってしまうので撤去しました。
水色の屋根は、町から浮いて見えたので、落ち着いた青灰色にそろえました。
真っ白でつるつるした壁は、グレーの石積みに変えました。
すると、残ったのは水が流れる森の町と、中心の噴水でした。
好みは、「こうしたい」と言うより、「これは違う」と削っていくほうが、AIにも自分にも伝わりやすいと感じました。
3. 見下ろす視点が、意外とよかった
町ができあがってみて、一番気に入ったのは、見下ろす視点でした。

町全体を斜め上から眺めると、水路が町をぐるりと巡っているのがわかります。
家の並び方も、きっちり整いすぎず、森の中にゆるく溶け込んでいます。
「ジオラマを覗き込んでいる」ような感覚です。
作ってみたら、俯瞰のほうが「自分の町を持った」という実感が強い。
これは予想外の発見でした。
4. 住人が動くと、一気に「生きた町」になる
もうひとつ大きかったのが、住人です。

町には、小さな住人が42人います。
小道をたどって、ゆっくり歩いています。
動きにランダム性があるので、見ているたびに違う景色になります。
それだけで、ずいぶん凝ったデザインに見えるから不思議です。
家は121軒あり、時間帯も変わります。
昼は明るい森の町、夕方は灯りがともり始め、夜は窓にあかりが灯ります。

静止画の町に動きが加わると、急に「誰かがここで暮らしている」ように感じられるんです。
5. 資料を「置く」場所ではなく「訪ねる」場所にする
この町を作った目的は、資料館として使うことです。
ただ資料を並べるだけでは、面白くない。
家のひとつひとつにNotionの資料を登録して、町を歩きながら資料を訪ねる。
そんな使い方を目指しています。
資料を探すのが、ちょっとした散歩になる。
「開かなきゃ」が、「覗いてみようかな」に変わる。
そんな変化を期待しています。
あなたの町も、作れます
今回やったことを振り返ると、特別なことはしていません。
- とりあえず作ってみて、画像生成AIでコンセプトを固める
- 3Dにして「違う」と思ったら、足すより削る
- 住人を動かして、町に生活感を出す
この3つを、AIと会話しながら繰り返しただけです。
プログラミングの知識がなくても、「こんな町がいい」という気持ちがあれば、町は形になっていきます。
散らかった資料も、思い出の写真も、あなたの町の家に並べられます。
さあ、あなただけの町を作りましょう!

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